その1(落水したシンクローよりつづく)
AM 9:30 Departed Leverick Marina
AM 10:58 Shinkuro MOB
AM 11:08 Shinkuro was rescued
AM 11:45 Arrived The Dogs
PM 1:45 Departed The Dogs
PM 3:16 Arrived Scrub Island Resort
PM visited to Marina Cay
(やっぱりカレーは翌朝ですよね。Kevinさん!)
上り角度で50度~55度くらいしか風上に進めない。 プレジャー優先のカタマランではこんなものなのかな。 機帆走でなるだけ上り角度を稼ぎ、昨日にシュノーケリングしたCooperIsland近くまで進む。 そこからベアして、TheBathまでは帆走で進める計算だ。 このあたり、Ginger IslandからThe Bathまでの連なる小島付近は岩礁が広がっているようで、チャート上でも立ち入り禁止の区域になっている。 いつの時代のものなのだろうか、座礁した船の残骸らしきものも肉眼で見える。 デッキに皆、水着で横たわりゆっくり流れる海と景色を楽しんでいる。 BGMで流れる山下達郎のどの曲も今の風景にぴったりだ。(スギーノ、選曲ありがとうございました!) チャートでThe Bathまでの距離が1マイルを過ぎるころには、エメラルドグリーンの海岸に白く輝く砂浜とそれを囲む巨大な岩が見えてきた。 BVIでも人気のスポットで海岸前に係留しているたくさんのヨットも見えた。 海岸の目の前に空いている係留ブイを見つけてアプローチ、風下から入り、ブイにラインを固定。 二日目になると皆もこのヨットに慣れたようで、係留もスムーズだ。 無線で連絡をとると、わたるん夫婦のモノハルもあと20分程度で到着できそうとのこと。 わたるんの乗るローレライ号が見えたところで、ディンギーにて出迎え。 夫婦二人だと、一人がヘルムをとって、もう一人がブイを拾って、シートで固定する作業は慣れるまでは大変なので、係留作業をディンギーよりお手伝い。 これで2艇、CatJack、ローレライともに本日の最初の目的地The Bathに到着。 (到着時刻は12時30分)
(お昼はソーメン)
出発目標の3時まで、思い思いにすごす。 上陸してTheBathを散歩する、なぜ名前がThe Bathなのか、よくわからないが、巨大な岩が転がって作り出された自然の迷路と洞窟を総称してThe Bathと呼んでいるらしい。
(ベットルームはこんな感じ。 ヨットの船内とは思えないくらい十分に広い)
朝8時にチャーター会社のオフィスがオープン。 必要書類にサインし、BVI内をセーリングするためのCruising Tax,National ParkFeeなどを支払う。 そうそう、ケンケン釣りを持ってきたので、フィッシングライセンスもお願いしないとと口にすると、チャーター会社のJannの顔がちょっと曇った。 『我々はフィッシングライセンスを発行できないので、役所で発行してもらわないといけないです。』 え~~! 釣りは楽しみの一つだったのに! さらに話をきくと、本日は日曜日だから役所は明日までオープンしないという。 とりあえず、書類申請の準備だけを行っておこうということで、Jannの協力のもと、オンラインで申請書類を作成しておいた。
(チャーター会社オフィスにて。 お世話になったJann)
次に船内の艤装品から大まかな装備の使い方のレクチャーを受けて、人数分のシュノーケリング道具を積み込む。 バッテリーは十分チャージされているが、燃料タンクが2つのうち一つが3/4程度、それから昨日シャワーなどで使った分の水の補給を行う。 後ろにつけられたディンギー(アンカーリグした場合には、こいつを使って陸に上陸)のキーもなかったので、そちらも受け取る。 昨晩判明したデッキのサロンのライト切れも修理してもらう。 (やっぱりヨットのレンタルではいろいろと事前にチェックして出航前に直さなければならない問題が多い)
最後にYannが来て、これからの航海のブリーフィングを行ってくれる。 まずは、BVI周辺で入れない地域(珊瑚などを保護しているところや、岩礁で危ない場所)の説明と、立ち寄ったほうがよいスポットなどを今後の我々の航海プランと照らしあわせて教えてくれる。
(チャーター会社のオフィスマネージャーYannからレクチャーを受けているところ)
もともと出発前にメンバー各位でいろいろ調べておいたので、我々のコースや立ち寄りプランはほぼYannの推薦してくれた場所をカバーできていた。 最後にひとつだけ、皆で決めなければいけないことがあった。 それはUA便の荷物4個がまだBVIに来ていないので、そいつをどうやって受け取るかということ。
それともう一つはFishingLicenseのことも。(Fishingラインセンスなしの罰則は相当厳しいと聞いていたので、ケンケン釣りのライン一本でもきちんとライセンスを取得しなければならない。) Jannが明日の朝一で役所に行き、申請してくれるというが、どうやって受け取るのがよいのか。 オリジナルの予定にしたがい、隣の島、Virgin Gordaに向かってしまったら、荷物もFishingLicenseも受け取ることができないので、最初の予定を遅らせて、2日目から予定にのせるプランを考え直した。
というわけで、本日は一番近いCooper Islandまでセーリングしたあと、RoadTownに夕方までに戻り、フェリーターミナル近くに係留。 UAからの荷物が届き次第にフェリーターミナルで通関して受け取り、翌朝 FishingLicenseが発行出来次第にJannにRoadTownまで車で来てもらい、我々はディンギーでフェリーターミナルへ行き、そこでライセンスを受け取るというプランにした。 結構綱渡りだが、なんとかなるだろうと、一同納得して、いざ出航! MayaCoveを出たのは12時を少し回った頃だった。 当日の天気は残念ながらの曇天であったが、海はどこまでも青く、皆初めてのBVIクルーズに興奮気味。 MayaCoveのエントランス周辺にはかなりの岩礁が続いていて、チャネルマークがハーバーをでてから90度に曲がっていた。 マークが近づくと、浅い岩礁が見え隠れ、こりゃ浅くて危ない。 最後のチャネルブイを抜けていよいよ外洋にでたとたんに強い風。 どんな感じで走るかわからないヨットなので、安全に2ポイントリーフ(強風時の縮帆)でメインセールをホイスト。 目指すCooperIslandは風上に位置しているので、ジブセールもあげるが強い風のせいでうねりも大きく(3m)、42Feetのカタマランはふらふらと揺れながら帆走開始。 途中、ジブシートの中間部分、リーチ付近のセ-ルに切れがあることを発見。 風も強かったため、切れが広がらないように気を使いながら帆走。 これもまた、今後のセーリングを考えると大問題ではあるが、とりあえず今は目的地のCooperIslandを目指すことに。 普段のモノハル(普通の形のヨット)になれているので、まったくヒール(傾かず)しないで進むカタマランは不思議な乗り心地。 ラダーの反応も鈍く、大型トラックのようにステアリングが向いている方向にドーっト進む感じ。
風は20ノットをオーバーしだしたので、メインを2ポイントリーフしておいてよかったと心の中で思う。 艇速は5ノット程度が表示され、普段乗っているレース艇と比べると帆走性能は雲泥の差で、シーアンカーを打っているように感じる。 でも今回はレースにきたわけではなく、皆で楽しむセーリングなので、これで十分。 皆はサロンの屋根やバウ前方のデッキ部分でBVIの海の色と風を楽しんでいた。 何度かタックをしているうちにCooperIslandの海岸線にやしの木とモーリングしているヨットが見えてきた。 一時間弱のセーリングでCooperIslandに無事到着。 モーリングブイを拾ってカタマランを無事に係留、到着するやいなや息子やシンクローは青い海に飛び込んだ。
残りのメンバーもテンダーのディンギーにてCooperIalandResoortのポンツーン(桟橋)に到着。 BVIにて二つ目の島、CooperIslandに上陸。 海岸正面にあるリゾートにはレストランとバーがあって、まずはそこでランチを食べることにした。 真っ青な海が見えるレストランで食べる食事とカクテルの美味さは格別であった。 ランチのあとは3時過ぎまで各自が自由に過ごすこととし、リゾートのブティックで買い物したり、海でシュノーケリングしたり、デッキで昼ねしたりしてあっという間に時間が過ぎた。
(CooperIslandで昼食をとったCooperIlsand Clubの店内からの一枚。 レストランの正面にはビーチが、そしてその向こうには係留されているヨットがみえる)
さて、本日はRoadTownまで戻らなければならないが、セールの破れもなんとかしないといけない。 CooperIslandを出航して、RoadTownにへさきを向けたところで、チャーターカンパニーのYannに電話する。 ジブセールの破れを報告すると、状況をみたいので、RoadTownに行く前にMayaCoveに戻ってきてほしいとのこと。 破れている部分は30cm程度なので、補修用のセールやリペアテープがあれば、その場で応急処置をするつもりかもしれない。 とりあえず、MayaCoveを目指して帆走する。
帰りは追い風でやはり20ノットオーバー、CatJackはクオーターリーの風をうけて快調に帆走。 MayaCoveには1時間かからずに到着。 エントランスブイからJannに再度連絡。 一番沖よりのポンツーンにポートからつけろとのこと。 湾内にはいると、大型のカタマランのマニューバリングにちょっと緊張するが、エンジンが二つあるので、思った以上に小回りが効く。 うまく着岸すると、Yannが直ぐに乗ってきた。 ジブセールを開いて破れ部分を確認する。 応急処置ではできないレベルのようで、セールをヨットからはずすという。 皆で作業を手伝ってあっという間にジブをはずして、きれいに畳む。
我々の手際のよさに、Yannもびっくり。 いつも52Feetクラスのジブセールを畳んでいるのだから、それに比べれば簡単なので当たり前といえば当たり前だが。 換えのセールがあるのかと聞くと、どうやらないようなのだが、明日の朝までに修理するとのこと。 とりあえず、日没前に今日の係留予定地のRoadTownに急いだほうがよいとのYannのアドバイスで、すぐに出航。 『明日からはVirgin Gorda島から北に上がってしまうので、明日の朝までにセールが必要だよ』と僕の問いかけに対して、Yannは『これから大至急修理して、明日の朝には必ず届けるから大丈夫』と答えてくれた。 が、大丈夫なのかな~?
MayCoveからは20分程度の機走にて、RoadTownに到着。 途中で携帯にもUAから荷物がSTT空港に届いたので、夕方6時にRoadTownに到着するフェリーに乗せたとの伝言も入っていた。 係留ブイはフェリーターミナルの直ぐ横につけた。 これならフェリーまでディンギーで直ぐにいける。 係留すると、当番のシンクロー夫婦がカレーつくりを開始して、残りメンバーはお手伝いと夕日を見ながらノンビリすごす。 6時過ぎにはもう一度電話が入り、我々の荷物が無事にRoadTownについたのとこと、さっそくディンギーを降ろしてフェリーターミナルへ向かう。 大型フェリーが付く桟橋にディンギーを係留して、入国事務所へ。 フェリー客がまだ行列しているので、彼らが終わるまで待つように言われる。 やく20分後にようやく列がはけ、我々の荷物を受け取る。 通関もなにも、自分の荷物を指差すと、名前も中身も確認せず、OKOK Go ahead and Take these out!だって。 UAに預けた荷物4個をディンギーに乗せて、無事にCatJackに帰還。 これでシャワーを浴びたあとで自分のシャツを着ることができる!
モノハルのわたるん夫婦は本日はブリーフィングの後で風が強いことを知り、出航をやはり一日遅らせることとしたので、RoadTownのMooringチャーターのベースにいることが判明。 無線で連絡をとって、CatJackに合流することに。 RoadTownの夜景を見ながら、デッキ側のサロンでカレーライス。
やっぱり南国にはカレーとビールが似合う。 そして、食事の後には、大トランプ大会が午前2時まで続き二日目の夜は更けていった。
(シンクロー夫妻が作ってくれたカレーをデッキ側のサロンで食べる。)
Transpacのレポートから、丸2年も手付かずだったブログですが、今回はBritish Virgin Islandへのセーリングツアーについて記録を残すこともかねて書いてみます。
初めてのカリブ海でのセーリングは2000年のSt. Martinだったが、その際に会ったセーラーやチャーターカンパニーの人たちに他にセーリングするなら世界の何処がいいと思う? と聞いたら何人もの人が口にしていたのがBritish Virgin Islandだった。 それを聞いてから絶対に次はBVIと決めていたが、実現するのに11年もかかってしまった。 当時7歳だった息子が18歳となり、9月からは家をでてフィラデルフィアの大学に行くこともあり、家族揃っての記念のイベントともなる。 ベアボートチャーター(ヨットだけをレンタルして、あとは自分達で操船して好きなところにでかける)するので、一緒に行く楽しい仲間も誘ってトータル11名の大所帯となった。皆で、手分けしてチャーターカンパニーを調べて、10人乗りのカタマラン(Lagoon 420 )を予約したのは3月。 (仲間の一人は36Feetのモノハルを夫婦で借りることになったので、カタマランには9名 )それから4ヶ月を指折り数えて待ちに待った旅行だった。
7月1日(金曜日)の午後には、早々に仕事を切り上げて自宅に戻りパッキングを仕上げてあとは22時発のフライトにあわせてSFOに移動、日本から参加のシンクローともSFO空港内で合流してさっそく乾杯とDinner. 1次会だけでは飲み足らず、空港内で移動し2次会は、ワインで軽く乾杯。
(SFO内のレストランにて2次会)
各パーティとも22時以降のフライトでそれぞれ出発、現地を目指す。 うちの家族はUAでWanshington経由だった。 Washingtonに到着は2日の早朝着、2時間のトランジットののち、US Virgin IslandのSTT(St. Thomas Airport )にほぼ定刻の現地時間午後1時半に無事到着。 BaggageClaimに行くと、すでにカクテル片手にカフェにてトランプしているシンクロー夫妻と合流。 あとは僕らの荷物を受け取ってタクシーにのり、シャーロット港から目的地British Virgin IslandのTortola島行きのフェリーにのれば、夕方4時前にはTortola一の大きな町RoadTown入りしているはずだった。。。。。 プライオリティタグ付だから、最初の方で出てくるはずの我々の荷物だったが、荷物を受け取る客でごった返していたBaggageClaimががらんとなっても、我々の荷物は出てこなかった。 結局、うちで預けた荷物2個、それに同じフライトだった真ちゃんの荷物2個がロスト。
カウンターでのろのろと動きの遅いローカルのUA地上スタッフに問い合わせると、我々の荷物4個はWashington空港で見つかったらしい。 ロストラゲージの書類に記入してから、我々の目的地はUSVirginでなく、BritishVirginで明日からクルージングにでかけるから、クルージング先の停泊港に荷物を届けさせようと得意のクレームをまくし立てていると、USVirgin(米国)からBritishVirgin(英国)へは入国審査があるために、BritishVirginの入国ポートのRoadTownのフェリーターミナルまでしか荷物を届けることはできないらしいことが判明。 しかも、我々の荷物のあるWashingtonからUSVirginに来るフライトは24時間以上後の、明日の午後3時着までないという! ガーンとかなり思いブローを食らったが、文句を言ったところで、到着が早まるわけではないので、気を取り直して先を目指すことにした。 (もちろん荷物をきちんとトラックして、現地に到着したら、荷物だけフェリーに乗せてこちらの携帯電話まで連絡することを約束させることは忘れない)
(STTの空港UAカウンターにてLost LaggageのClaimFormを記入、笑うしかない、真ちゃん)
空港のバゲージクレームの直ぐ横にはところ狭しとバンスタイルのタクシーが並び、観光客を次々と飲み込んで、目的地に向けて発車していく。 タクシー乗り場前に立つ親父にBritishVirgin向けのフェリー乗り場に行きたいと、我々が告げると、指定されたバンにアメリカ人カップルと乗り合いの7人乗車でフェリー乗り場まではわずか10分のドライブ。 タクシー代は一人$7也。 移動で見たUS Virginの町並みはマレーシアやインドネシア?はたまたオアフ島じゃないハワイの田舎風などというのが皆のコメント。 車はアメリカ本土からの輸入が多いのか左ハンドルなのだが、道路は左側通行で、イギリス植民地時代の名残なのだろうか。
フェリーターミナルにつくと、今度はタクシーの運ちゃんなのか、フェリーの客なのか、フェリー会社の受付なのか区別がつかない人たちでごった返していた。 『Where are you going? Do you have a passport?』 と呼びかけていた兄ちゃんはフェリー会社の人だった。 BritishVirginでも複数の港が各島にあるので、Tortola島のRoadTown行きと告げると、フェリーは10分後だから急いでパスポートを出せという。 なんとなくウサンくさいが、指示に従い、チケットとBritishVirginの入国書類を受け取り、フェリー乗り場へ。 出発直前のようで、フェリー内には既に多くの客が座っているのが見えた。 とはいえ、乗り場の横のバーが見えてしまったらラムベースのカクテルをオーダーしないで乗船できるわけなく、人数分のラムコークを(Mount Gay Rumベースで)ゲットしてからフェリーに乗り込む。 船内に乗り込むとフェリーは直ぐ出発して湾内を180度ターンして、BVIを目指す。 トロピカル気分をラムコークは盛り上げてくれるたせいもあって、湾内でもバスクリン色の海がまぶしい。
(US Virgin Islandから British Virgin Islandへの移動フェリーの船内にて、もちろん手にはラムコーク)
そこから40分程度の移動で、British Virgin 最初の港、West Endに到着。 湾内には何十杯ものヨットやカタマランがモーリング(ブイを使った係留)されている。 俺達も明日からこんな風にヨットで島を回るんだ、そんな風に思ってヨットを眺めていた。
(フェリーが到着したTorotola島の最初のターミナルWestEnd)
そこから20分程度で、我々の目的地、Road Townにフェリーは到着した。 RoadTownはTortola一の大きな町とガイドに書かれていたが、やはり南国の田舎の港町といったところか。 フェリーターミナル周辺には多少は高層(といっても10階立て以下)の建物が見えるものの、緑の山々が町の直ぐ後ろに迫り、狭い平野部分に町並みがちらほらあるような感じ。 一つしかない入国審査とカスタムチェックにフェリーの乗客全員が並ぶので、フェリーターミナルから無事に出れたのは到着から20分は過ぎた頃だった。 それほど大きくないフェリーターミナル前のロータリーにはタクシーが行列しており、その中から適当に一台をみつけ、我々のレンタルしたカタマランがあるマリーナ、MayaCoveまで向かってもらう。
(RoadTownフェリーターミナル前)
途中でこれから1週間、9人分の食料を調達するので、町で一番大きなスーパーに立ち寄ってもらう。 フェリーから5分で、スーパー、LiteWayに到着した。 ここはさながら小型のSafeWay(North Californiaによくある大型のチェーンスーパー)。 入り口入ってすぐに寿司のケータリングのサインがあったことにはびっくりだが、アメリカのスーパーで購入できるものはほとんどある様子。 ただし値段が高い。 USVirginから一緒にフェリーに乗った客の中には大きな買い物袋に日用雑貨を山ほど詰めた人たちがいたのは、物価の安いUSVirginで買い物してきたというわけだったようだ。 カートに乗り切れないくらいの食料品を買ったあとで、MayaCoveまで15分程度のドライブ。 到着は5時半過ぎとなった。 タクシーから荷物を受け取ったものの、ハーバーオフィスはどこなのか? 我々のチャーターボートは何処に? ととりあえずマリーナ側に歩いていったところ『Are you Mr. Minami's party?』上半身裸の兄ちゃんが声をかけてきた。 チャーターカンパニーのManager、ヤン(Yann)だった。 『君達のチャーターボートは向こうのポンツーンにあるやつだから、とりあえず荷物を運びいれよう』 皆で荷物を持ってチャーターボート(Lagoon420というカタマラン)に向かうと、きれいに掃除されたヨットが佇んでいた。 デッキにはオーダーしておいたビールや飲み物($400相当、9人の1週間分)が無事に届いて山済みされているのが見える。 到着メンバーは荷物を運びながら42フィートのカタマランの大きなサロンやキャビンに大喜び、夕日がくれるころには後発のKevinさん、タンちゃん、それにスギ~ノも到着して、カタマランにて9人が無事集合した。 その晩は南家が夕食担当で、ドライトマト、ベーコン、たまねぎを炒めたパスタをつくり、ビールやワインで乾杯。
(結構広い、Lagoon420のサロン)
全員の無事到着(我々の荷物以外は)を祝った。 あとは、長時間のフライトの疲れをシャワーで洗いながしたいところだったが、我々には着替えが入った荷物がな~~~い。 荷物がちゃんと届いたシンクローやなっちゃん、それにKevinさんらに着替えのT-Shirtsや短パンを借りて、一日目の夜が無事に過ぎていった。 荷物が無事に届くのか? どうやって受け取ろう? 明日のコースも変更しなければいけない? そんなことを考える暇もなく、あっという間に夢の中。