2011年8月13日土曜日

British Virgin Island sailing Day 3 その1


Leverick Marinaに朝が来た。 
シンクロー夫妻は朝のジョギングにでかけている。  



(朝のLeverickMarina)


天候はBVIについて以来右肩上がりで、今日は朝から青空が広がっている。 
朝ご飯(CAから持ち込んだ切り餅をフライパンで焼いて、海苔をまいた磯部焼き!)
を食べて、9時半にMarinaを出発。 出航時にデッキにある、ハッチが空いていたのに気が付かず、片足が落下するハプニングに襲われたが、大事にはいたらず(左わき腹摺傷)、無事に離岸。  まずは同じ湾内の東側にあるBitter End、Saba Rockを目指す。  ここにもLeverickマリーナに負けないくらい大きなヨットハーバー(Bitter End Yacht Club)があり、周辺には係留されているヨットが何十杯も見えた。  Saba Rockは直径が数百メートルの島で、レストランとリゾート施設があるそうだ。 もちろん小さい島なので、船で行くことしかできない。  我々は島の前をゆっくり通りすぎて海からのSabaRockの景色を楽しむ。  周りのビーチには白い砂浜が広がり、海の色が青に緑に変化している。   


(わたるん夫妻のローレライ号)












すばらしい景色をカメラに収めようと、皆デジカメ片手にデッキ上で写真撮影大会。   本当にキレイだったVirgin Gordaの北側を後に次はThe Docksという3つの島があつまるダイビングスポットをめざす。  
湾からでると、直ぐにセールをあげて帆走開始。  
The Docksまでは約1時間弱のセーリング、今日からは追い風なので、CatJackも快適に進む。  帆走が安定したら、さっそくつりを開始する。  ケンケンといって、ルアーをラインでぶら下げて、その先には海面でばたばたと泡をたてる木製の浮きがついた仕掛け。  船尾から20Mくらいラインをだして、浮きの様子を見る。  まあ直ぐにはつれないさ、ビールでも開けて眺めをみていると、浮きの動きが変化したのを宗一郎が見つける。  
『ラインを引き上げてみようか?』 とりあえず、ラインを手繰り寄せてみると、一発でラインが重くなっているのがわかった。  『かかってるよ!』 おー!  CatJackの乗組員全員の視線が集まるなか、らいんを宗一郎と二人で巻き上げていく。  10mも手繰ると、ルアーの先にきらきら光る魚がかかっていることがわかる。  まだまだ生きがよく、引き上げられまいと大きく抵抗して右に左に泳いでいる銀色に光る魚が船上の皆にもはっきりとわかる。 『さば?』、『かつお?』、『マグロかもよ~。』  期待が膨らむなか、ラインを手繰り寄せていくと魚影が見えてきた。 んんん~。 魚を確認したぼくの口から『あ~残念バラクータだよ』 の声に一同がっかり。 
というのも、このあたりにはバラクータが多く、釣っても食べられないし、歯が凄く、凶暴なので、釣り船にはあげるなと言われているのがバラクータだったので。   
ラインをヨットの船尾からバラクータまで1Mほどのところまで手繰り、ラインをあとは固定して、
バラクータが弱るの待つ。
10分程度はたっただろうか、バラクータの動きが止まったので、手繰り寄せようとラインを手に取ると、最
後の力を振り絞って大きく跳ねたところで、絶命したようだ。
デッキにあげると、体長80cmほどの立派なバラクータ。  大きな口のなかには、キリのような牙が何本も並んでいるのが見える。  

(釣果の第一号はバラクータだった)


















(鋭い牙がならぶ大きな口)




さてこいつどうしよう? 
カマスの仲間だから、焼いたら食えるんじゃない?  
そんな声もあがったので、とりあえず捌いてみることにする。 
船尾のステップに包丁を持って、三枚卸スタート。 頭を落とすと
鮮血がデッキをぬらすが、デッキ用のシャワーで宗一郎が流してくれる。 
半身を開いてみると、(見た目は)おいしそうな上品な白身だった。
魚の形のせいか、鰆にそっくりに見えた。  残りの半身を開いて、3枚卸完成、デッキに残る血が気になっていたところで事件は発生した。 
勢いの弱いシャワーより、海水をバケツでくみ上げてデッキに流そうと、ひも付きのバケツを海に投げ込んだ、シンクローが被害者だった。 
『うおっつ』、大きな声を出す暇もなく、バケツごとにシンクローが海に引っ張れて、落水。 一瞬の出来事に皆、何が起こったのか把握できない様子だった。 
『落水!落水!』 まずは、大声で叫んで全員に知らせるも、見る見る小さくなるシンクロー。 
目の前で旦那様が海に落ちるのを見ていた、なっちゃんが驚きのあまりデッキにしゃがみこむ。
サロンから飛び出してきた仲間も事態が把握できない様子。   

シンクローの運命は。。。 (その2に続く)



(空いていたハッチに落ちてできた傷、シンクローの落水とは関係ありません。。。)





















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